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https://www.ce.nihon-u.ac.jp 日本大学工学部|日本大学工学部の公式Webサイトです。学部案内、学科紹介(土木工学科、建築学科、機械工学科、電気電子工学科、生命応用化学科、情報工学科)、教員紹介、就職情報など日本大学工学部の情報を紹介しています。 Sat, 27 Apr 2024 02:01:45 +0000 ja hourly 1 https://wordpress.org/?v=6.3.4 https://www.ce.nihon-u.ac.jp/nue/wp-content/uploads/2020/11/favicon1.ico https://www.ce.nihon-u.ac.jp 32 32 https://www.ce.nihon-u.ac.jp/newinfo/20240426news/ Sat, 27 Apr 2024 02:01:45 +0000 https://www.ce.nihon-u.ac.jp/?p=48859 写真左3番目から順に、高木大伸さん、宮本りの愛さん、鈴木ひかりさん、小松崎諒真さん  4月26日(金)、この度学生アンバサダーに任命された電気電子工学科4年 高木大伸さん、電子工学科3年 宮本りの愛さん、土木工学科2年 小松崎諒真さん、建築学科2年 鈴木ひかりさんの4名に、広報担当の遠藤拓教授より委嘱状が交付されました。    本学部では、令和4年4月から高大連携推進室を設置し、ロハス工学の特色と魅力を伝える様々な情報提供をはじめとして、本学部の広報活動を通じて、工学的、倫理的思考を兼ね備えた人材の育成を目的とする学生アンバサダー制度を設け、地域社会の発展に貢献する活動を進めています。  学生アンバサダーは大学と連携しながら、学生自らが教育、研究、課外活動等で得た経験をもとに、学生の視点で学部の魅力を広く情報発信するとともに、学生アンバサダーの活動を通じて、自己コミュニケーション能力や社会人としての基礎力を身につけていきます。  これまでに3名の学生が任命され、学内外での広報活動に従事し、大きな成果を挙げています。  新たに任命された学生アンバサダーのみなさん、今後の活躍を期待しております。 ]]> https://www.ce.nihon-u.ac.jp/newinfo/240422award/ Tue, 23 Apr 2024 09:29:28 +0000 https://www.ce.nihon-u.ac.jp/?p=48774 建築で身につけたスキルを基盤に3DCGクリエイターとして大いに活躍する  この度、建築学科4年の中田大翔さん(写真右)が3年次のとき、サイゲームスクリエイティブコンテスト2023(株式会社Cygames主催)の3DCG部門において、最高位となる部門賞を受賞しました。このコンテストは、次世代クリエイターの発掘を目的に行われているもので、4回目を迎えます。2024年3月以降に大学・専門学校を卒業する学生を対象とした今回は、過去最高の3,500点を超える応募がありました。中田さんは、主に3DCGソフトを使用してモデル・エフェクト・アニメーションを制作した3DCG部門に「笹ラブパンダ」のペンネームで応募。『侵入者』『ゴンドラ』『繁茂した洞窟』『着陸』の4作品で挑んだ結果、4点とも見事部門賞に輝くという快挙を成し遂げました。  2月26日(火)には、授賞式に先駆けて主催者である株式会社Cygamesデザイナー本部副部長の山邉純氏(写真左)が来学され、審査結果および講評について説明されました。クラス担任の市岡綾子専任講師同席のもと、中田さんは少し緊張しながら、自分の作品がどう見られているのか、どういった点が評価されたのか、プロの意見を真剣に聞き入っていました。  山邉氏は審査の傾向として挑戦的で独創性と完成度の高い作品が選ばれている中で、中田さんの作品はさらに物語性を重要視している点と人に見せることに注力している点が高く評価されたと説明しました。作品として形にするだけでも非常に難しい上に、動く作品として完成させようとする意欲が感じられ、なおかつそれが4作品もあったことに驚嘆されたそうです。「空間から切り取った一瞬の風景の中に、そこに存在するであろう人やものをリアルに表現し、物語にしていることは類まれなる技術であり、何処から見ても素晴らしい作品」と称賛されました。さらに、4作品とも違う場面でありながら、拘りを持って同じ世界観に見せる部分とそう感じさせない部分とがあり、遠隔で共通した世界観を見せる余裕すら感じさせるとも話しています。難しい距離感やアングルも細かく作りこんでいる部分もあれば、割り切って大胆に描いている部分もあり、それらを連続性のある作品として捉えている点も評価に値すると強調されました。  惜しくも大賞は逃したものの、他の部門で受賞した学生たちからも絶賛されていたという中田さんの作品は、業界のプロである山邉氏からも見ても賛辞の言葉しか出てこないほど、素晴らしい作品だったようです。 中田さんの喜びの声とともに、作品づくりについて詳しくお話を伺いました。 ―3DCG部門賞受賞おめでとうございます。感想をお聞かせください。  3DCG作品をつくってコンテストに応募することはほとんどなかったのですが、クリエイター仲間がこのコンテストに応募したと聞き、せっかくだから自分も挑戦してみようと思ったのが発端でした。応募数の制限がなかったので、どれか引っかかってくれればと4点出してみたところ、全作品が部門賞に選ばれ、大変光栄に思います。ストーリー性を意識して作品を制作しましたが、自分の意図したところを評価して頂けたのが、とても嬉しかったです。今後の制作活動の励みになりますし、もっと魅力的な映像が作れるように頑張ろうという意欲が湧いてきました。 ―3DCG作品をつくり始めたきっかけを教えてください。  大学に入ってノートパソコンを持ち始めてから、建築の用途として3Dソフトを使うようになりました。最初は自分の住む部屋をDIYする際に、自分好みの間取りにしたくてCG空間上でシミュレーションしたことがきっかけでした。部屋をつくったら、次は建物全体に発展し、さらに植栽などの周りの環境もつくっていくと、樹木を風になびかせたり、池のさざ波を表現したくなり、アニメーションで動きの要素を加えて、徐々にスケールアップしていきました。本格的な作品制作に取り組み始めたのは、2年次にデスクトップパソコンを購入し、blenderという3Dソフトを導入してからです。オープンソースの3DCG製作ソフトなので、割とネット上のチュートリアルが充実していたこともあり、独学でも十分な知識を得ることができました。作品をX(旧Twitter)に上げると、業界の方から仕事の依頼が入るようになりました。現在は、建築の勉強の傍ら、アーティストのMV(ミュージックビデオ)などのCGやライブパフォーマンス映像などのフォトリアルな映像クリエイターとして活動を行っています。 ―応募した作品はどのようにつくりあげていったのですか。  最初から全体の完成形をイメージしてつくるというよりは、一つのアイデアを繋ぎ合わせていったらこの作品ができたという感じです。これまでにつくった作品のストックやデザインの引き出しを流用するので、どの作品も作り始めると1週間程度で出来上がりました。例えば蟹をイメージしたロボットは、初めは単体でスケールの小さいものでしたが、試行錯誤していくうちに、もっとスケールの大きいものの方が合っていると考えて、周りに洞窟を配置し、物語をつくって人を配置しながら段々膨らませていきました。ゴンドラをモチーフにした作品は、左右のライティングを変えてみたり、人の動きにも拘ってゴンドラの揺れを表現したりしています。何をつくるか、テーマや構図を考えるのに時間が掛けるところは、まさに、建築のエスキスに通じると思います。   ―建築の学びが3DCG制作にも活かされていると感じますか。  X上で自分が得たノウハウを紹介することもありましたが、見ている人にわかりやすく伝えることは、建築課題のプレゼンボードをつくる作業と共通項が多いと感じました。また、建築的な考え方でもあるのですが、作品をつくるときにゼロから生み出すというよりは、既存のアイデアを集めて、いいところを掛け合わせたり引いたりして、残りの数パーセントに自分のオリジナリティを加えて組み上げていくのが自分のやり方です。センスというより技術、建築で学んだことを積み重ねていくうちに身についたスキルかなと思います。 幼い頃から自分がつくったもので誰かを驚かせたいという気持ちがあり、建築の道に進んだのも将来設計者になりたいと思ったからです。常にものづくりに挑戦し続けてきたから、今があると思っています。自分の発想で何かをつくって誰かに提供するという点で、3DCG制作と建築は似ていると感じます。ただ、3DCG制作は完成までのスパンが短いこと、制約や制限がないことが建築とは違うところです。成果物が良ければアプローチは問わない自由なCGクリエイターの方が自分の性格に合っているように思います。   ―建築の学びが3DCG制作にも活かされていると感じますか。  将来はCGクリエイターとして活躍できたらと考えています。この業界は実績が大事なので、ポートフォリオになるような実績の高い作品を沢山つくっていくことが目標です。これまでのようなワンカット、ワンシーンではなく、一連のストーリーとして完成された作品をつくってみたいと思っています。短編映画だと台詞も必要になってくるので、そこまではなかなか難しいのですが、現実的なものとCGを掛け合わせた映画の演出はいつか挑戦してみたいです。また、この技術を活かして、卒業設計もCGを活用したテーマで取り組みたいと考えています。   ―ありがとうございました。今後益々活躍されることを期待しています。 ★「サイゲームスクリエイティブコンテスト2023」結果発表はこちらから ]]> https://www.ce.nihon-u.ac.jp/newinfo/240408award/ Mon, 08 Apr 2024 04:37:38 +0000 https://www.ce.nihon-u.ac.jp/?p=48445 2040年問題の解決に向けた建築からのアプローチコンペを通して学んだことが更なる成長につながっていく 写真左から中田大翔さん、中島大翔さん、塚田響さん、松本一馬さん  この度、公益社団法人 商業施設技術団体連合会が主催する「第21回 主張する『みせ』学生デザインコンペ」において、建築学科4年(当時3年)の中島大翔さん、塚田響さん、中田大翔さんの作品『Revival Market』、松本一馬さんの作品『笑顔に壁がお辞儀して』が入賞しました。このコンペは、商業施設等の設計・デザインを目指す次世代を担う学生を対象に、全国の大学院、大学、専門学校から「商い」の建築デザインを募集している大規模なコンテストです。今年度は426点の応募作品があった中で、最優秀賞 1点、優秀賞 4点、入賞 10点、奨励賞 27点が選ばれました。4人に受賞の喜びと作品について詳しくお話を聞きました。 『Revival Market』:中島 大翔さん、塚田 響さん、中田 大翔さん  今まで参加したことのないコンペに挑戦してみたいと思った時に、先生から勧められたのがこのコンペでした。デザインコンペなら図面や模型そのものの提出がなく、課題とは違った表現ができるというのが決め手になりました。コンペを決めたのが夏休み頃で、就活も始まり互いに情報共有しやすくなると思ったのも理由のひとつです。  「主張する『みせ』」は毎年テーマが出されるのですが、今回は特に何もありませんでした。しかし、告知のチラシをよく見てみると、背景に『2040』の文字が入っていることに気づき、これが、さりげなく求められているテーマではないかと思い2040年問題に着目しました。2040年問題に対し建築ができることは何だろうと考え、私たちは空き家問題をコンセプトにデザインを構築していきました。現在でも、地方の空き家は大きな問題となっていますが、空き家を単に解体するにもお金がかかります。そこで機能の異なる既存の空き家を積層し集合体として一ヶ所にまとめることで、交流の場にすることを提案しました。積層する際に生まれる建物の高低差を活かして、独自のコラージュ商業施設を形成。一概に空き家問題と言っても、地域によって状況が違うので、地域ごとの特有性を考慮することで、それぞれ異なる商業施設になると考えました。さらに、積層することで自分たちの地域に空き家がどれくらいあるか可視化され、そこに住む人たちが危機感を持ち自ら地域活性につなげていく狙いもあります。空き家の用途についても待機児童の問題や高齢者の働く場などにも目を向け、一つひとつの問題に当てはめて提案しました。  過去の受賞作品や審査員についてレビューしたり、2040年問題について調べたり、普段の授業の課題とは全く違うアプローチで進めていきました。どこまで現実味を持たせるか試行錯誤はありましたが、このコンペでは、プレゼンボードのみでの勝負になるため、デザインのインパクトを重視。ダイヤグラムとコンセプトを汲み上げて(中島さん・塚田さん担当)、パースは3DCGソフト「Blender(ブレンダー)」を使って(中田さん担当)、約1か月で作り上げました。結果のメールが12月25日のクリスマスの朝だったということもあり、贈り物が届いたようなハッピーな気持ちになりました。初めてのコンペで入賞できたことに大変満足しています。  講評はありませんでしたが、評価されたのは3Dでつくったデザインのインパクトはもちろん、2040年問題のテーマに添った内容で機能も練られている部分ではないかと思います。個々で取り組む授業の課題とは違い、グループでの協同作業はコンセンサスを取るのが難しくもありましたが、コミュニケーションの取り方を学び、グループで作業を進める際のワークフローもパターン化できたので、次にグループワークを進める時に役立つと思います。建物のことがベースだけれど、それだけの知識では、提案性のある建築はつくれない。2040年問題といったその時代の社会状況も重要な要素。そういったことを知れたのは大きな収穫でした。今後の設計にも活かせると思います。デザインの配色などプレゼンボードの見せ方も他の作品から学ぶ点が多々ありました。この経験を糧に、別のコンペにも挑戦したいと思います。 『笑顔に壁がお辞儀して』:松本一馬さん  3年前期の課題作品が講評会に選ばれたのですが、それが外部への出展作品に選出されず、不完全燃焼で終わったので、その作品をモチーフにコンペに応募しようと考えました。もともとは好きなアーティストを用いた美術館・図書館を設計する課題で、私はバンクシーを選び、敷地は福島県双葉町にしました。  ここでは、壁画アートで復興を後押しする『FUTABA Art District』というプロジェクトが展開されていることから、壁画アートと関連のあるバンクシーの建物をつくることを思い付いたのです。課題では、壁式構造にして駅からの道と復興の道をつなぐような建築を提案しました。その発想を活かして、本コンペでも壁を用いた建築を設計しました。高度成長期に建てられた建物が現在空き家になっている状況を鑑みて、このような壁だけが建っている建築が有効的ではないかという考えもありました。建築にとって、なくてはならない壁。雨風を凌ぎ、鳥獣の侵入を防ぎ、時には人と人との隔たりでもあると同時に、囲まれている安心感を与える役割を担っています。  そんな安心感のある建築をつくりたいと思い、「笑顔に壁がお辞儀して」というタイトルにしました。人に対しお辞儀をしているような壁の上部には、庇の役割を持たせつつ、トンネルをくぐってみたくなる人の心理にも働きかけています。明るい空間だけでなく、薄暗い空間も人が寄り付きやすくなるものです。あえて高層化せず、畑で野菜をつくる1次産業、収穫した野菜を加工する2次産業、加工品を販売する店舗や宿泊施設を設けた3次産業をつなげた6次産業化を目指して設計しました。2040年問題である労働力不足や少子高齢化を解決するために、高齢者も自身の経験を活かせる、人々の居場所となる「みせ」を提案。子どもたちにいろいろなものに興味を持ってもらい、高齢者の知識や経験を子どもたちに継承していく場にしたいと考えました。壁が連続した建築物であるため、老朽化や景色の変化に対応する際も壁を増減するだけで多様な空間が生まれます。天井高の違いから空間の広さによってコミュニティを形成したり、壁をずらすことで生まれる休憩や遊びの場にはアイストップやボイドといった技法も組み入れました。  提案や表現が、ある程度自由にできるコンペに参加したことで、逆に制限や条件がある建築について理解する機会になりました。また、表彰式の会場で審査員の方や最優秀賞受賞者など、建築以外のインテリアや都市デザイン分野の方の話が聞けて、視野が広がりました。大学での学びは魅力的ですが、少し建築に対する考えが凝り固まっていたので、柔軟かつ多角的に見れるようになったのは成長した点だと思います。前期課題で不完全燃焼であった点を何とかして区切りをつけたいと思って臨んだので、400点以上の作品の中から選ばれたのは大変嬉しかったです。6次産業化や、廃材を使うなど、単に壁を並べただけでなく、建築にとって欠かせないパーツである「壁」に意味を持たせた点が評価されたのではないでしょうか。  昔からコミュニティが生まれる可能性が高いのは現代でもグラウンドライン、つまり平面上で自然に発生する確率が高いことはあまり変わっていない様にも思います。そうした意図も汲み取っていただけたのではないかと推察しています。しかし、ここはあくまで通過点。今回の経験を活かして、次は入賞ではなく最優秀賞を目指し、もっと自分自身が成長したと思える作品をつくれるように頑張りたいと思います。 ★第 21 回主張する「みせ」学生デザインコンペの結果はこちら ]]> https://www.ce.nihon-u.ac.jp/newinfo/240329oitr/ Thu, 04 Apr 2024 11:56:22 +0000 https://www.ce.nihon-u.ac.jp/?p=48050  日本大学工学部では、快適で持続可能なキャンパスの構築を目指し、学生との意見交換の場を設けて、積極的に学生の意見を取り入れることを推進しています。特に女子学生から要望が多かった女子更衣室の新設や和式トイレの洋式化などの環境整備に注力してきました。  さらに今回、学生サークル、土木女子の会の学生メンバーと本学部の女性職員がディスカッションを重ねた結果、生理用ナプキン無料提供サービス『OiTr(オイテル)』の導入が決定。 ※日本大学としては初導入になります。  令和6年3月19日、学内4か所、計6台の設置が完了し、同年4月1日に運用を開始しました。  日本大学工学部は、OiTr(オイテル)のソーシャルグッド・パートナーです。 ⇒https://www.oitr.jp/partner/ 【設置場所】 ①本館1階女性トイレ(1台) ②70号館1階女性トイレ(1台)  3階女性トイレ(1台)  5階女性トイレ(1台) ③1号館2階女性トイレ(1台) ④体育館(大講堂)2階南側女性トイレ(1台) 【利用方法】  個室トイレ内のステッカーに記載のQRコードを読み取り、OiTrアプリ(無料)をダウンロードすると使用できます。 (2時間毎に1枚受取可能/受取の上限は25日間で7枚) 詳しくはこちら⇒https://www.oitr.jp/  土木女子の会メンバーのひとり、土木工学科3年伊藤綾華さんは、「女子の少ない工学部ですが、私たちの意見を取りあげていただくことで、男女問わず互いを思いやるやさしいキャンパスへ近づいていくと思います。職員の方とのコミュニケーションがあるから、より現実的にプロジェクトを進められています」と話してくれました。  今回のOiTr(オイテル)の導入は、SDGs17の目標のうち「1.貧困をなくそう」「3.すべての人に健康と福祉を」「5.ジェンダー平等を実現しよう」への取り組みとなることも期待されます。  日本大学工学部は、今後とも「学生ファースト」の実現に向けた快適で持続可能なキャンパスを推進していきます。  工学部では、環境に配慮するとともに全ての学生・教職員が快適に過ごせるキャンパスの構築を目指し、女子学生と女子職員の協働による『キャンパス整備プロジェクト』を推進しています。  昨年6月のミーティングで全般的な施設設備についての意見交換を行い、第一弾として9月末に更衣室の改修が完了。後学期より試行運用を開始しています。  続いて11月22日には、懸案事項であった女子トイレの整備に関する具体的な打ち合わせが行われました。土木女子の会を主要メンバーとして、学生目線、利用者目線でディスカッションを重ねた結果、メンバーの意見が取り入れられ、生理用ナプキン無料提供サービス『OiTr(オイテル)』の導入が決定。設置場所と台数についても検討し、3月19日、学内4か所、計6台の『OiTr(オイテル)』の設置が完了し、運用を開始いたしました。  「OiTr」(オイテル)は、個室トイレ内に設置されたディスペンサーに、アプリをダウンロードしたスマートフォンをかざすことで生理用ナプキンを無料で受け取ることができるサービス(提供:オイテル株式会社)です。このサービスは生理に伴う負担の軽減と、経済格差やジェンダーギャップといった不均衡の是正に寄与するため、オイテル株式会社が商業施設・オフィス・学校・公共施設などの女性個室トイレに、生理用ナプキンを常備し無料で提供するものです。  キャンパスの環境整備に関して、単なる使いやすさや快適性のみならず、整備によって学生たちの意識にも影響を与える「ロハスキャンパス」へ進化することを目指しています。  今回の「OiTr」サービスの導入によって、SDGs17の目標のうち「貧困をなくそう」「すべての人に健康と福祉を」「ジェンダー平等を実現しよう」への取り組みとなることが期待されています。  プロジェクトメンバーのひとり、土木工学科3年伊藤綾華さんは「女子の少ない工学部ですが、私たちの意見を取りあげていただくことで、男女問わず互いを思いやるやさしいキャンパスへ近づいていくと思います。職員の方とのコミュニケーションがあるから、より現実的にプロジェクトを進められています」と話してくれました。  本学部では、今後も学生と職員による連携を深め、キャンパスをともに創り上げていくために様々な活動を進めて参ります。 ●「OiTr」についてはこちらから ●「OiTr」の利用方法 OiTrアプリ(無料)をスマートフォンにダウンロード (設置トイレに掲示されたQRコードを読み取る) ↓ OiTrアプリを起動 「取り出しボタン」をタップ ↓ 画面の案内に従いスマートフォンをディスペンサーのOiTrのロゴ(緑色)に近づける ↓ ディスペンサーの取り出し口から生理用ナプキン1枚を受け取る (2時間毎に1枚受取可能/受取の上限は25日間で7枚) ※利用の有無に関わらず、動画広告(無音)が流れます。 ※ディスペンサー下部に人感知センサーがついています。カメラではありません。 ※生理用ナプキン代等は液晶モニターから流れる動画広告による収益によって賄われています。 利用者と大学の負担はありません。 --> ]]> https://www.ce.nihon-u.ac.jp/newinfo/240404-02baseball/ Thu, 04 Apr 2024 09:38:59 +0000 https://www.ce.nihon-u.ac.jp/?p=48283 本学部硬式野球部が所属する、南東北大学野球連盟の春季リーグ戦が4月13日(土)からヨークいわきスタジアムで開幕いたします。また、Yahoo! JAPANのスポーツナビで全試合ライブ配信も行います。 ご声援のほどよろしくお願いいたします。 ★初戦の配信(対石巻専修大学 13:30~)はこちらから ★南東北大学野球連盟HP:http://mtu-bbl.jp/ ]]> https://www.ce.nihon-u.ac.jp/newinfo/240404award/ Thu, 04 Apr 2024 09:37:27 +0000 https://www.ce.nihon-u.ac.jp/?p=48288 コンクリート材料の新たな可能性を見いだす研究に挑戦した学生たちが高く評価される  この度、建築学科の鉄筋コンクリート(RC)構造・材料研究室(指導教員:サンジェイ パリーク教授)の河合 奎亮さん(建築学専攻博士前期課程2年)、小林 舞子さん(建築学科4年)、佐藤 賢明さん(建築学科4年)の3名が、一般社団法人日本建築材料協会優秀学生賞を受賞しました。この賞は、建築材料を主として勉学する大学院生、大学生および専門学生等に対し、建築材料の調査研究、新たな開発および発展に寄与した学生を高く評価し、優秀な人材の育成の応援を目的に創設されたものです。本年度は、修士論文19件、卒業論文25件、卒業制作(作品)2件が選ばれました。3人の喜びの声と後輩の皆さんへのメッセージをお届けします。 【大学院・大学部門 修士論文】 河合 奎亮さん(建築学専攻博士前期課程2年)『脱炭素社会に向けた二酸化炭素固定化コンクリートの開発を目指した実験的研究』  地球温暖化の原因とされるCO2を資源としてとらえ、分離回収して有効活用する技術が注目を集めています。私は学部4年の時から、普通コンクリートにCO2を固定化する方法やその評価方法を確立することを目的に研究を進めてきました。本研究では、高圧注入試験装置を用いて硬化コンクリート試験体に高濃度のCO2を圧力で注入した際の炭酸化の深さや質量について調べました。通常、コンクリートが固まっているときに炭酸化する研究が多い中で、この研究では固まった後にどうやって効率よく最大限に吸収させることができるかを焦点にしています。企業との共同研究であり、精度の高い実験データを求められるため苦慮しながらも、実用化に近い研究に関われたことは貴重な経験でした。建築学科卒業時にもこの賞をいただきましたが、3年間の集大成として有終の美を飾ることができて良かったです。  大学院で建築に関する、特に建築材料の専門知識が身についたので、それを今後に活かしていきたいと思っています。将来は、野球場などのランドマークとなる建築物に携わりたいと思い、大林組に就職しました。私は大学院に進学し在学中に二級建築士の資格を取得しましたが、2年間学ぶことでより成長できたと思っています。学生のうちにしっかり勉強して知識や技術を修得することが大事です。さらに大学院に行くことで、就職の選択肢も広がり採用にも有利に働くので、専門性を要する職を希望する人や何になろうか迷っている人には大学院進学をお勧めします。 【大学院・大学部門 卒業論文】 小林 舞子さん(建築学科4年)『超弾性合金の耐腐食性に関する研究』  負荷をかけると壊れやすい鉄筋に対して、超弾性合金は負荷を取り除くことで元の形状に戻る性質を持っています。そこで耐久性が求められるRC構造物の鉄筋の代わりに超弾性合金を利用できないかと考えて、この研究に取り組みました。まずは耐久性の面から耐腐食性について研究しました。普通の鉄と数種類の超弾性合金を設定した濃度の海水に一定期間浸して、どのくらい錆びるか検証した結果、超弾性合金は普通の鉄よりも耐腐食性があることがわかりました。長期的な実験で苦労もありましたが、可能性を秘めた未知の研究に携われることは魅力的でした。推測した通りの結果が得られる時と全く予想と違う結果になる時があり、なぜこうなったのかを考察するのが楽しかったです。成果も出て、論文も評価されたので、大変嬉しく思います。充実した実験設備を使い、企業と連携して社会実装につながる研究ができたことが受賞に結び付いた要因だと思います。  もともと住宅に興味があり、建築材料について研究したいと思い工学部に進学。設計の授業では外部講師の先生方から様々な考え方を学ぶことができ、多くの仲間からも新たな発見や刺激を受け、充実した4年間でした。将来は、就職したトヨタウッドユーホームで、自分の家を建てることが夢です。コロナ禍は住宅の快適さや豊かさに目を向けるきっかけになりました。これからはより充実した住まいをつくるためにいろいろなアイデアが求められると思います。少しでも建築をやってみたい気持ちがあれば、自分には無理だと思わず、皆さんも是非挑戦してみてほしいと思います。 佐藤 賢明さん(建築学科4年)『コンクリート電池の性能向上を目指した作製方法、添加剤及び充放電条件に関する基礎的研究』  本研究室では、コンクリート電池の開発に取り組んでいます。将来的にはビルなどの大規模な構造物に蓄電器の機能を持たせるために、コンクリートに電気を蓄え放電を行う電池性能の向上を目指しています。本研究では、電気を通しやすい添加物の種類や適正な添加量について検討しました。基礎研究は地味なイメージがありますが、誰もやったことのない新しい挑戦にやりがいを感じました。実験方法も先生とミーティングしながら自分で考えて組み立てていくのが面白くて、思った結果が得られた時は達成感もありました。予測のつかない研究だから、やればやるほど新たな発見がありワクワクします。実用化までには課題がたくさんありますが、性能を向上させるという点では成果を出すことができました。優秀学生賞を受賞できたのは、将来性も含めた研究の独創性が評価されたのではないかと思います。大変だった分、最後に栄えある賞をいただき、とても嬉しいです。  高校から建築を学びましたが、大学では複雑な構造計算やより深い専門知識を身につけることができました。特に建築材料に興味を持った中で、構造物と電池を組み合わせがユニークで面白そうだと思ったこの研究に取り組めたのは自分にとっても大変有意義でした。  卒業後は大成建設に就職し施工管理の仕事に就きます。夢は水族館をつくること。人々を楽しませることができる建築を手掛けたいと思っています。私たちの時代はコロナ禍で青春を謳歌することができませんでしたが、後輩たちには勉強だけでなく遊びも充実させて、悔いのない大学生活にしてほしいと思います。 ★一般社団法人 日本建築材料協会 優秀学生賞はこちらから ★RC構造・材料研究室HPはhttp://mtu-bbl.jp/ ]]> https://www.ce.nihon-u.ac.jp/newinfo/240404baseball/ Thu, 04 Apr 2024 09:28:36 +0000 https://www.ce.nihon-u.ac.jp/?p=48277 4月3日(水)発行のスポーツニッポン福島版に本学硬式野球部が取り上げられました。詳細は下記よりご覧ください。 (R6.4.3 スポニチ福島版掲載) ]]> https://www.ce.nihon-u.ac.jp/newinfo/r6newstudent-meeting/ Wed, 03 Apr 2024 10:47:25 +0000 https://www.ce.nihon-u.ac.jp/?p=48246 日大工学部へようこそ!挑戦しよう!新しい冒険に!  3月28日(木)・29日(金)・30日(土)、70号館にて新入生交流会を開催しました。このイベントは、新入生同士や在学生との交流を通して、少しでも早く大学の雰囲気に慣れて、円滑に学生生活をスタートできるように、オープンキャンパス実行委員会のスタッフが企画・運営しました。28日は42名、29日は48名、30日は72名の新入生が参加。学科ごとにグループに分かれて様々なゲームに挑戦してもらいました。まずは、一風変わった積み木自己紹介のおかげで、互いをニックネームで呼び合う仲に発展!その後、1階から9階まで、どこに潜んでいるかわからないオープンキャンパス実行委員会のメンバーを探し出し、出されたお題に挑戦!力をあわせて難問をクリアし、スタンプ10個をゲットしたら学食のチケットがもらえるとあって、みんな本気モードで取り組んでいました。  ゲーム終了後はグループごとにランチを楽しむとともに、先輩に知りたいことを質問したり、アドバイスをもらい、大学生活の不安も解消できたようです。新入生同士SNSの情報も交換し、すっかり仲良くなっていました。 28日の様子 29日の様子 30日の様子  「楽しかったです!」「みんなと仲良くなれてよかった!」「先輩からいろいろ話が聞けてよかった!」「勉強頑張ります!」「大学生活を楽しみたい!!」 オープンキャンパス実行委員会代表 内山 瑛穂さん(電気電子工学科4年)  新入生のみなさん、「あきごろう」です!新入生交流会、楽しんでいただけましたか?OC実行委員会スタッフもみんなと会えて、とても嬉しかったです!もしもまだ、わからないこと、不安なことがあったら、いつでもお答えします!気軽に相談してくださいね。一歩踏み出せば、楽しい大学生活が待っています! オープンキャンパス実行委員会の活動はこちらから 日本大学工学部オープンキャンパス実行委員会情報発信サイト    ]]> https://www.ce.nihon-u.ac.jp/newinfo/20240330excellent_lecture_award/ Mon, 01 Apr 2024 00:28:55 +0000 https://www.ce.nihon-u.ac.jp/?p=48080 人工股関節の設計開発と置換術に関わるバイオメカニクスの研究が高く評価される  12月16日(土)・17日(日)に一般社団法人日本機械学会第34回バイオフロンティア講演会において、機械工学専攻博士前期課程2年の斑目凜花さん(バイオメカニクス研究室:プラムディタ ジョナス准教授)が、『若手優秀講演表彰』を受賞しました。この賞はバイオエンジニアリング関する研究を対象とし、若手研究者および大学院生を中心とした講演の中で、特に優れた講演を行った30歳未満の若手会員に贈られるものです。斑目さんが発表した『歩行特性に及ぼす人工股関節全置換術のステム設置位置の影響に関する実験的研究』は茨城県立中央病院整形外科との共同研究による成果で、臨床医療に貢献する研究です。 さらに、班目さんは『日本機械学会若手優秀講演フェロー賞』も受賞しています。  班目さんに受賞の喜びとともに、研究内容について詳しくお話を聞きました。 ―若手優秀講演表彰受賞おめでとうございます。感想をお聞かせください。  学会での口頭発表は2回目でしたが、緊張して頭が真っ白になる場面もありましたから、受賞できたことに大変驚いています。未だに信じられないというのが率直な感想です。 ―研究内容について詳しく説明いただけますか。  私たちの研究室では、コンピュータシミュレーションを用いて歩行時に股関節に作用する力を推定したり、振り子実験を用いて置換直後の歩き方の変化を予測するなど、最適な人工股関節の形状と設置法について研究しています。変形性股関節症は股関節の軟骨がすり減って骨頭が変形してしまう病気です。特に高齢者に多く、関節が変形してしまうと痛みが生じ歩きにくくなります。そこで悪くなった関節を金属やセラミック、超高分子ポリエチレンなどでできた人工股関節に入れ替える人工股関節全置換術(THA: Total Hip Arthroplasty)という治療法が用いられています。しかし、術後の患者の中には歩きやすさが低下することがあるようです。茨城県立中央病院整形外科の調査結果により、前方に傾きのある頸部前方オフセット(AO: Anterior Offset)が歩きやすさに影響を与える可能性が指摘されていますが、その理由は明らかになっていません。本研究では、それを解明することを目的に頸部前方オフセット(AO)と歩行特性との関係を検証しました。  まず、成人男性の右大腿骨の形状データをもとに人工股関節を埋め込んだ大腿骨をパソコン上で設計し、3Dプリンターを使って実際に大腿骨のモデルを作製しました。人間の歩行(遊脚期)を振り子運動と仮定し、モデルを使って遊脚期を模擬した振り子実験を行いました。術前と術後のAO(頸部の傾き)の有るものと無いものの3体の人工股関節のモデルで周期・振れ角・振れ幅の3つのパラメータを計測し、歩幅や歩行速度を比較し、歩きやすさを分析しました。  結果、大腿骨頸部の形状変化によって重心位置が変化し周期や振れ角に影響を及ぼしている可能性があることがわかりました。AOの有るモデルは周期が小さく、振れ角が大きくなり術前のものに近い結果となったので、それが歩きやすさを感じる要因につながっているものと思われます。  発表の際には実験のみでしたが、理論値計算、有限要素法を用いたコンピュータシミュレーションでも同じような結果が得られ、本研究成果の妥当性を確認することができました。 ―研究の面白さ、魅力を教えてください。  実験に使うモデルを自分で設計するので、ものづくりに携われるところはこの研究の面白さでもあります。でも、3Dプリンターでモデルを作成する時間が掛かることや設計ミスがあると一から作り直しになるので大変でした。また、実験は手作業で行うため、後輩にも手伝ってもらいましたが、緊張の連続でした。データも細かく取って解析したので、いろいろ苦労はありましたが、その分、成功すると大きな達成感を味わうことができました。実際に医療現場に貢献できる研究なので、やりがいもあります。   ―どんな点が評価されたと思われますか。  研究テーマがユニークということもあり、いろいろ質問やアドバイスもいただいたので皆さんに興味を持っていただけたように感じました。今までにない新規性と独創性の面で評価されたのではないかと思います。 ―なぜ機械工学分野に進んだのですか。  機械工学科を選んだ理由は臨床工学技士課程があったからです。もともと医療機器に興味があり、研究室もバイオメカニクス研究室を選びました。機械分野と言っても機械を作るだけでなく、自分でプログラミングしたりシミュレーションしたりするので、多様なスキルが身につきます。就職先も幅広く、自動車やロボット関連企業はもちろん、IT関連企業に行くこともできます。例えば製薬会社の製造機械の保守管理という仕事もあったり、業種も様々です。私は医療機器を取り扱うベンチャー企業に就職が決まり、その中でリクルーターの仕事を選びました。 ―将来の夢や目標はありますか。  年収1000万円を目標にキャリアを積み、10年後、今の自分から見て誇れる人になりたいですね。 ―これから機械工学を学ぼうと考えている後輩にメッセージをお願いします。  まず伝えたいのは、女性でも活躍できる場があるということです。特にここはバイオや医療系の研究室が多く、想像している機械工学とは違う分野からアプローチできる点が魅力だと思います。固定概念に捉われず、実際に自分の目で見たり触れることが大事。女性が少ない分野だからこそ、これまでになかった新しい女性の視点でものづくりを発展させていけたら良いと思います。 ―ありがとうございます。今後、益々活躍されることを祈念しています。 ]]> https://www.ce.nihon-u.ac.jp/newinfo/240325award/ Tue, 26 Mar 2024 00:35:18 +0000 https://www.ce.nihon-u.ac.jp/?p=47988 日本から選ばれたBest Regional Paper Awardを制御ソフトウェア研究室の2人が独占する快挙!! 大川柊音さん(写真左)・藤田優斗さん(写真右)  1月5日(金)から8日(月)に米国のラスベガスで行われた電気・情報工学分野の学術研究学会であるIEEE の国際会議 『IEEE コンシューマ エレクトロニクス国際会議 (ICCE 2024)』において、情報工学専攻博士前期課程2年の藤田優斗さんが発表した『A Method for Selecting Training Data Using Doc2Vec for Automatic Test Cases Generation』と、同1年の大川柊音さんが発表した『Selecting Nodes to Operate Relay Function for UAV Routing in Wireless Multi-Hop Network』がBest Regional Paper Award(最優秀地方紙賞)を受賞しました。世界各国から応募のあった277論文の中から28論文がこの賞の候補となり、ICCE実行委員会にて審議され、台湾1件、韓国1件、米国1件、日本2件の計5件を選出。日本の2件が同じ制御ソフトウェア研究室(指導教員:上田清志教授)から選ばれたことは快挙と言えます。  2人に受賞の喜びとともに、発表した研究について詳しくお話を聞きました。 『A Method for Selecting Training Data Using Doc2Vec for Automatic Test Cases Generation』 藤田優斗さん(情報工学専攻博士前期課程2年/制御ソフトウェア研究室)  大規模通信ソフトウェアの開発には技術の向上とともに人件費や技術面のコストと時間がかかることが課題として挙げられます。特に要求仕様書は複雑で省略の多い自然言語で記述されることが多いため、実際にソフトウェアの性能試験の項目作成には、ソフトウェア開発のエキスパートが要求仕様書を理解し、経験や知識などのノウハウによって作成する必要があります。そこで、AI 技術である機械学習を用いてノウハウとなるデータ(教師データ)を取り込み、総合試験や安定化試験などの項目を自動生成することで、開発期間とコスト増加の問題点を改善することを目指しました。本研究では、Doc2Vecという技術を用いて文書のベクトル化を行うソフトウェアを開発し、機械学習機(CRF++)の学習に用いる教師データの選択を行っています。  先行研究におけるBag-of-Wordsを用いた教師データ選択手法(BoW手法)で得た精度とDoc2Vecを用いた教師データ選択手法(Doc2Vec手法)で得た精度を比較しました。加えて、Doc2Vecを用いた教師データ選択手法の精度を更に向上させるための提案手法を考え、Doc2Vecにおける学習調整パラメータ(Window値)の適切値の検討を行いました。結果、Doc2Vecを初めて用いたということもあり、Bog-of-Wordsを用いた手法における精度を上回ることができませんでした。  その要因を考察し、学習範囲を指定するwindow値に着目して実験を行いましたが、逆に精度が落ちてしまいました。RNNごとにそれぞれ得意・不得意があると考え、PV-DBOWを用いたDoc2Vec手法の実験を行い、BoW手法とDoc2Vec手法の2つを比較しました。結果として、両方の精度を上回る結果を得ることができました。他の仕様書を用いた場合でも高い精度を得られ、かつ、早い段階から精度が高く、教師データの質が向上したと考えられることから、Doc2Vec手法の有効性を示すことができました。  海外で発表するのは初めての経験で、大変緊張しました。他の人の発表も聞きましたが、皆さん英語力が素晴らしくて圧倒されました。まさか自分が受賞できるとは夢にも思わなかったので、このような栄誉ある賞をいただけて大変光栄です。まだまだ課題はありますが、評価していただけたことで、これまでの研究が間違っていなかったと自信を持つことができました。当日まで何度も発表練習を重ねて、終わった時には上田先生からも労いの言葉をいただきました。お世話になった先生や親にも喜んでもらえて大変良かったと思っています。  情報工学に興味を持ったのは、幼少期にテレビで見たロボットがきっかけです。もともと好奇心旺盛でパソコンに触れるようになると、いつしかロボットを動かすプログラムの方に興味を感じるようになりました。初めはプログラム言語を理解するのが難しかったのですが、当たり前に使えるようになると段々楽しくなりました。大学で学んだプログラムの知識を活かして、就職後は経営の効率化を図るシステム構築に携わり、会社に貢献していきたいと思っています。   『Selecting Nodes to Operate Relay Function for UAV Routing in Wireless Multi-Hop Network』 大川柊音さん(情報工学専攻博士前期課程1年/制御ソフトウェア研究室)  制御ソフトウェア研究室では、小型無人移動機の自動運転技術に関する研究を行っています。昨今、物流業界では人手不足などが問題視されていますが、その解決手段としてUAV(ドローン)を使った移動機による無人宅配技術が有用であると考えられます。私たちは移動機の航空保安無線施設として、全国に設置されつつあるスマートメーターのように各家屋に無線デバイスを設置し、その無線マルチホップネットワークを用いて移動機の移動経路に適したネットワークの構築を目指しています。本学会では、現在私が進めている研究の先行研究の内容について発表しました。  ネットワークすべてのノードを移動機の中継ノードに利用すると、経路のホップ数が多くなり、リンクが複雑に交差することで予期せぬ衝突が発生するなどの問題が起きてしまいます。それらを回避するために、中継機能を持たせるノード(中継ノード)の選定をおこない、ネットワークの最適化を図りました。中継ノードの選定には、ランダム方式、隣接ノード数上位方式と下位方式、OLSRのMPR(マルチポイントリレー)方式の4方式を提案しました。各方式において、1台で構築した時に中継ノード数をどの程度選定できたかを評価。中継ノードの選定後に経路を構築し、中継ノード数、構築された経路の総距離、集中距離がどの程度変化したかを確認しました。解析の結果、最も全ノードで中継した方式に近い結果が得られたのはMPR方式で、効率的で安全な移動機の経路を維持しつつ、中継ノードを選定できることがわかりました。  海外で発表するのは、昨年の10月に韓国で行われた「ICCE-Asia 2023」に続き2回目となりますが、発表内容が異なるため、少しだけ緊張しました。入念に発表練習を行っていたものの、質問されたことに自信を持って答えることができず、質疑応答が上手くできなかったのは悔いが残りました。そのため、上田先生から受賞の知らせをいただいた時も自分ではないと思っていました。正直、今でも信じられないのですが、やはり賞をいただけたのは大変嬉しいです。上田先生にスライドを添削いただき、伝えたいことを簡潔にまとめていたので、研究内容について理解しやすかった点が評価に繋がっていると思います。世界中で無人配送システムの開発が進められているため、この研究に多くの方が関心を持ってくださったことも要因になっているのかもしれません。  情報工学を志したのは、高校の頃に情報ネットワークの必要性を感じたことが発端でした。父の影響で幼い頃からものづくりに興味があり、自分でプログラムをつくりたい思い大学に進学しました。実は英語は苦手でした。でも、海外の学会に参加して英語を使う機会が増えたので、少しずつ上達しているかなと思います。  今後は、複数移動機の同時航行時に、経路の重複による衝突の危険性を無くすため、構築した経路で使用するリンクを他移動機の経路に利用できないようにリンクをロックする手法を検討します。また、経路が占有されることによるリンク不足を解消するためのリンク階層化も検討し、同時に提案方式の有効性と特性をコンピューターシミュレーションによって評価・検証していきます。 ]]>

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