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ホームコラム・寄稿フェローの連載IoT, AI等デジタル化の経済学 IoT, AI等デジタル化の経済学 第113回「デジタル技術が作る未来社会(その11)」 印刷 岩本 晃一 上席研究員(特任)/日本生産性本部 筆者は、2019年11月、ドイツの各所を訪問し、「デジタル技術が作る未来社会」に関して専門家と意見交換した。その具体的なテーマは以下の4つである。 The Future of Work ; 雇用の未来 The Digital New Business Model- The Future of Manufacturing ; 新しいデジタルビジネスモデル-製造業の未来 Man Machine Interaction (MMI) ; 人間と機械の相互作用 The Digital Transformation of SME ; 中小企業のデジタルトランスフォーメーション これらの分野は、社会科学と自然科学の双方の知識が必要なため、日本ではほとんど専門家がいない分野である。そのため、筆者は外国に赴いて議論の相手を求めないといけない。 日本ではようやく最近「雇用の未来」に関する関心が高まってきたが、ドイツでは同分野は数年前に収束しており、いまは次のテーマであるMMIが研究の主流である。だが日本では同分野は立ち上がっておらず、同分野の専門家がほとんどいない。 今回の連載では、各専門家との意見交換の主要点を順に紹介していきたい。今回からは、「The Digital New Business Model- The Future of Manufacturing ; 新しいデジタルビジネスモデル-製造業の未来」である。 The Digital New Business Model- The Future of Manufacturing ; 新しいデジタルビジネスモデル-製造業の未来(1)レーゲンスブルク大学 マイケル・ダウリング教授との意見交換 【岩本】 今回の訪独で、新しいビジネスモデルについて2人の方と意見交換しました。シーメンスの方と、LMUのヘッセ教授です。2人とも優秀な方でした。 日本の人たちがドイツに対して一番強い関心を持っているのは、日本もドイツも製造業の国ですが、ドイツの製造業はこれからどこへ向かうのだろうかと、デジタル技術を使ってどういう方向に進んでいくかという点です。それに対する答えをシーメンスの方は示してくれました。 【ダウリング】 ドイツでは、中小企業が全ての企業の95%にもなります。中小企業の定義は少し難しいですが、大体500人から3,000人までぐらいの従業員の企業です。ドイツの全ての企業の売り上げの50%にもなります。その中小企業でまだデジタル化はそんなに進んでいませんが、これからさらに進むと思います。 【岩本】 シーメンスの方が提示してくれたドイツの製造業の将来は、データを使って、ユーザーからデータをもらって、メンテナンスサービスとか、予防保全とか、いろんなサービスをするというのが、これからドイツの製造業の将来といいますか、生きる道だというのを提示してくれました。それはシーメンスが属している国家プロジェクトの中にあるワーキンググループの結論のようなのですが、本当にそうなのでしょうか。 【ダウリング】 必ずそうなると思います。そうなります。ますます増えますし、まずは大企業から始まって、どんどん小さい企業まで広がると思います。ほんとうに全ての機械メーカーがそれを使います。 機械メーカーが使っているセンサーが非常に安くて、いろんな機械につけてデータを収集して、予防保全を使う、取引できるようになります。 1つの例を挙げますと、レーゲンスブルクで小さな企業、プリンティング企業がありまして、500人しか働いていないほんとうに小さな企業です。そこで、雑誌とかに載っている宣伝、パンフレットなどをプリントしていますが、今、全ての機械やプリンターにセンサーをつけて、その機械が停止する前に予測できる予防保全に使われていますね。 【岩本】 シーメンスの人とは、時間が足らなかったので、シーメンスの人の話を聞いただけで、私が質問をする時間がなくて、終わってしまったのですが、その点に関していくつか質問したいことがあるんですけど、よろしいですか。 【ダウリング】 もちろん。シーメンスで働いていないけど、できる限り答えます。 【岩本】 1つの疑問は、米国のGE、ゼネラル・エレクトリックが、ジェフリー・イメルト会長のリーダーシップで、デジタルトランスフォーメーション事業を始めたのですが、結局はうまくいかなかった、儲からなかったのです。それにも関わらず、ドイツの製造業がそちらのほうに向かっているのですが、その事業は本当に儲かりますか。 【ダウリング】 私もおかしいと思います。ゼネラル・エレクトリックの製品はプレディクスを用いていました。成功できなかった理由は私もわからない。本当に分析する価値があると思います。シーメンスのマインドスフィアと同じです。 マインドスフィアは結構成功しているけど、なぜGEは成功しなかったのか。私が知っている限り、シーメンスのマインドスフィアは成功しています。 私はシーメンスの方、レイマン・ブラウンとか、ほかの方からの講演しか聞かなかったけれど、その情報によるとうまくいっていると認識しています。 ただ、小さい企業は自分のデータをそのままシーメンスに渡したくないという問題もあります。そして、中小企業は、シーメンスと協力せずに、自分のプラットフォームや自分のインダストリー4.0を自分で開発し始めました。 【岩本】 次の質問は、そういうサービスは、ドイツ企業よりも米国企業のほうが多分得意です。多分、米国企業が参入してくると思うのですが、米国企業と戦って、ドイツ企業が勝っていかないといけないのですが、その辺の勝算の見込みはいかがですか。 【ダウリング】 そうですね。確かにそうです。GEは成功しなくても、ほかの会社は幾つもありますね。特にITプロバイダーは参入してくると思います。グーグルとかアマゾンとかマイクロソフトは、特にAIを使って、やはり結構強い競争相手になると思います。 【岩本】 日本の製造業は、私の理解する限りでは、今ドイツが向かっている方向には進んでいないです。日本の製造業は、先ほど説明した日立製作所が開発したルマーダが特徴的です。製造ラインからセンシングして、データをディスプレーに見える化をするというのが、今の日本の製造業で非常に流行っています。 製造ラインというのは、いろんな原因でちょこちょこ停止をする「ちょこ停」というのが頻繁に起きるのですけども、その結果として、正常ラインの稼働率が非常に低くて、50%、60%とかいうケースが非常に多いんです。 その「ちょこ停」を可能な限り減らして、例えば生産ラインの稼働率が10%上がったとすると、単純に言うと、それが打ち上げ高に直結し、売り上げが10%増えるので、非常に安い投資に対して高いリターンといいますか、高い売り上げが伸びます。しかも、非常に技術的にも単純だし、売り上げも非常に大きいので、日本の製造業はそちらの方向が主流です。 ディスプレーの見える化ですが、データを見ているのは今、人間です。そこに人工知能を導入しようという研究が進んでいて、多分、数年後にそこに人工知能が導入されるようになると思います。それが今の日本の製造業の発展形態です。 それですと、日本の現場で働いている作業員の仕事がなくなってしまうので、私はほんとうに日本の製造業の方向性はそれでいいんだろうかという疑問を持っています。ではドイツはどういう方向を目指しているのだろうかというのが、今回の関心テーマになりました。 日本では高齢者社会が結構進んでいて、働いている人も減少しているので、作業が減ってくるので、それを折り合う形で人工知能を導入していくのであれば、歓迎といいますか、ウェルカムです。 【ダウリング】 この間、ニューヨークタイムズである記事を読みました。それは、チェコで結構自動化とかAIロボットの使用が既に進んでいるという内容です。従業員の数がどんどん減って、それを補うためにAIとか自動化を使っているというのです。それはただのコストダウン対策という問題ではないのです。ドイツも同じような問題があるので、日本の状況はよくは知らないけど、多分おそらく同じ方向ではないでしょうか。 ラーニングシステムというプラットフォーム、またはインダストリー4.0というプラットフォームはご存じですか。ドイツで2つの大きなプラットフォームがありまして、1つはAIのプラットフォームですが、タイトルは「ラーニングシステム」ですね。そして、インダストリー4.0という2つのプラットフォームがあります。私は、そのAIプラットフォームでビジネスモデルの研究を担当しています。 【岩本】 3年ほど前にここに来たときも、私は説明したと思うんですけども、日本の場合は、自然科学系のほうの分野に対して研究費はものすごく出るのです。ただし、今の注目されているデジタル分野であっても社会科学研究やビジネスモデルの開発など社会科学系の国の研究費というのはほとんど出ないのです。デジタル技術とかAIを使ったビジネスモデルです。 そういう分野の研究者の数がドイツと日本でかなり違うので、日本の研究者を増やすにはどうすればいいでしょうかというのを3年前に聞いたときに、それは国、政府が研究費を出すべきだ、政府が研究費を出すと、その研究資金を欲しがって研究者がその分野に参入するようになるからと聞いていたので、日本に帰ってから、それから私はいたるところでその話をしたのですが、なかなか賛同を得られていないです。 【ダウリング】 ドイツでは結構盛んですね。いろんな大学で新しい講座とかもつくられています。 【岩本】 以前、ミュンヘンで行われた、中国も入った国際会議に参加して、私はほんとうに驚いたのは、ドイツにはこの分野の研究者がものすごくたくさんいるということです。 【ダウリング】 結構います。 2020年4月9日掲載 印刷 この著者の記事 第166回「テレワークが減少している」 2024年4月 3日[IoT, AI等デジタル化の経済学] 第165回「生成AIが雇用に与える影響」 2024年3月 6日[IoT, AI等デジタル化の経済学] 第164回「DXからみたグローバル・ニッチトップ企業の日独比較(6)」 2024年2月21日[IoT, AI等デジタル化の経済学] 第163回「DXからみたグローバル・ニッチトップ企業の日独比較(5)」 2024年2月 1日[IoT, AI等デジタル化の経済学] 第162回「DXからみたグローバル・ニッチトップ企業の日独比較(4)」 2024年1月29日[IoT, AI等デジタル化の経済学] コラム・寄稿 コラム Special Report EBPM Report フェローに聞く フェローの連載 リサーチインテリジェンス IoT, AI等デジタル化の経済学 関志雄:中国経済新論 中島厚志の経済ルックフォワード 小林慶一郎のちょっと気になる経済論文 エビデンスに基づく医療(EBM)探訪 空間経済研究ノート 国際貿易と貿易政策研究メモ 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